リスティング広告を運用している中で、この単語はどのような意味だろうとなるのは誰しもが通る道です。今回はその中でも「インプレッションシェア」について解説していきます。本記事では、リスティング広告を例に挙げて、インプレッションシェアの関連用語も含めて解説いたしますので、広告を始めて間もない方や用語をもう一度確認したい方は、ぜひこちらの記事をご確認ください。
インプレッションシェアとは
インプレッションとは、広告配信において、その広告の表示回数のことを指します。この指標が立たなければ、クリックやコンバージョンが発生せず、広告をユーザーに届けることが出来ません。
このため、まずは広告を表示させることが必要なため、インプレッションとは重要な広告指標となります。
では、インプレッションシェアとはどのようなものなのでしょうか?
インプレッションシェアとは、広告が表示可能だった合計回数と広告が実際に表示された回数の割合のことを指します。
計算式としては、以下となります。
インプレッションシェア=表示回数/表示可能合計回数
上記の表示可能合計回数は、その広告の入札単価やターゲティング、品質スコア、承認状況など、さまざまな要因から算出されております。特に、入札単価や予算を増加した際、より多くのユーザーに配信されることとなるため、広告表示の見極める指標として用いられます。
また、インプレッションシェアには、広告管理画面の指標として、「検索広告のページ最上部インプレッションシェア」、「インプレッションシェア損失率」など関連ワードが挙げられます。
最上部(上部)インプレッションシェアとは
インプレッションシェアについて確認したところで、ここでは、検索広告のページ最上部(上部)インプレッションシェアについて解説いたします。
検索広告のページ最上部インプレッションシェアとは、検索結果に表示されるリスティング広告の一番上にくるインプレッションシェアのことを指します。
この割合が高ければ高いほど、ユーザーの目に留まりやすく、クリックされる確率も高くなります。さらに、ブランドイメージで強い印象をユーザーに与えることができるなど、さまざまなメリットが挙げられます。
一方で、デメリットとして、クリックされた際に発生する1回あたりの費用が高くなりやすい点やユーザーの誤クリックが生じやすいなどが挙げられます。
これらから、配信するキーワードがどのようなユーザーに接触しやすいのか、予め戦略を立てつつ進めるのが良いでしょう。
インプレッションシェア損失率とは
インプレッションシェア損失率とは、予算や広告ランクの不足による広告が表示されなかった回数の割合を指します。インプレッションシェア損失率は、予算や広告ランクで数値が異なるため、Google広告の管理画面では、インプレッションシェア損失率(予算)やインプレッションシェア損失率(ランク)のように表示されます。
インプレッションシェア損失率(予算)は、キーワードに一致するユーザーの中で予算不足により広告が表示されなかった割合が確認できます。
インプレッションシェア損失率(ランク)は、キーワードに一致するユーザーの中で広告ランクが原因により広告が表示されなかった割合が確認できます。
これらはどちらも、広告表示の課題を解決するための一指標となっており、インプレッションシェアが低い場合の分析に役立ちます。
まとめ
本記事では、インプレッションシェアについて、関連用語も含め解説いたしました。
インプレッションシェアは、広告配信の状況を確認するための重要な指標となりますので、広告運用を行っている方は、ぜひこの数値を確認してみてください。
リスティング広告の管理画面では、さまざまな指標があるため、まずは一つずつ理解を深めていくことで、広告の改善や分析に活かしていきましょう。