【リスティング広告】広告ランクについて解説

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リスティング広告の配信はオークション形式で決定されているのをご存知でしょうか。このオークションは広告オークションと呼ばれ、出展額は広告ランクを用いて、各広告との優劣が付けられ掲載される流れとなっております。では、広告ランクとは一体どのようなものなのでしょうか?

本記事では、リスティング広告の広告ランクについて解説していきます。

リスティング広告の掲載順位の付け方や広告ランクの計算式を確認したい方はぜひ最後までご確認ください。

 

広告ランクとは

 

広告ランクとは、リスティング広告において、その広告が掲載可能かの判断や可能な場合に他企業の広告と比較を行い、掲載順位を決める指標となる数値を指します。

広告の掲載には都度広告オークションを行われており、最初に掲載可能かの判断、次に他企業と比較して掲載順位の判断をしております。この判断を行う際に、広告ランクの数値が算出され、各配信面へ表示される流れとなります。

 

広告ランクの算出方法

 

広告ランクの算出には以下の式が用いられております。

 

広告ランク=品質スコア×入札単価+広告表示オプション

 

ここで重要な点は、品質スコアと入札単価(上限クリック単価)が掛け算になっている点です。品質スコアは10段階で評価されており、1~10倍が入札単価に掛け合わされることになります。

つまり、入札単価を抑えつつ、品質スコアを上げることで効率的な配信を行うことができることを表しております。

この仕組みにより、大きく予算を投下している企業にも品質スコアを高めることで掲載順位を超えることが可能となります。

 

広告ランクを上げるメリット

 

 

ここでは、広告ランクを上げた場合のメリットについて、3つ紹介いたします。

 

広告オークションの参加資格

 

前述した通り、広告オークションは最初に掲載の有無を判断し、その後掲載順位を判断する流れとなっております。この時、掲載の有無に関して、広告ランクの数値の下限値を割ってしまうと、そもそも広告オークションの参加資格が剥奪されてしまいます。その場合、配信がされないという事態に陥ってしまいますので、注意が必要です。

 

クリック単価の変動

 

広告ランクは、品質スコアと入札単価が掛け合わされ、その後、広告表示オプションが足し合わされる式となっております。このため、品質スコアを上げることでクリック単価を抑えた配信が可能となります。

品質スコアは3つの指標から総合的に評価されております。これにより、品質スコアを1上げることは広告調整の中でも重要と言えるでしょう。

 

各種アセットの表示

 

広告スコアが高く、掲載順位が上位となるとユーザーの目に留まりやすくなることはもちろんのことですが、その他にも以下のような各種アセット(広告表示オプション)が追加される場合があります。

 

  • サイトリンク表示オプション
  • コールアウト表示オプション
  • 電話番号表示オプション
  • 住所表示オプション
  • 価格表示オプション
  • 構造化スニペット表示オプション
  • プロモーション表示オプション
  • 画像表示オプション 等

 

上記のようなアセットが追加されることで、ユーザーの視認性や情報量、訴求力の増加が見込まれます。

 

まとめ

 

今回は広告ランクについて解説いたしました。広告ランクは、品質スコアと入札単価が重要な指標となっていることが理解できたのではないでしょうか。ここを抑えることで、キーワードの選び方や広告戦略の方針が立てやすくなるので、ぜひ実際の運用にも活かしましょう。その他にも、広告ランクを上昇させることでメリットも多く存在するため、今一度現在の配信を見直してみることをおすすめします。